中国の自動運転タクシー体験 小馬智行Pony.ai 乗車記

今回僕は中国の上海で無人ロボタクシーに乗車してきたのでその模様をレポートして書いていきたいと思う。

無人タクシーというと以前はいかにも未来の乗り物というイメージで、頭では考えるが現実にはならないもの、そういった印象があったが、いざ中国やアメリカで現実になったと聞いて一度は乗ってみたかったのである。

今回乗車できる機会に恵まれてとても嬉しく思う。

さて、中国のロボタクシーは既に複数の会社が運営しており、Poni.ai小馬智行、Baidu百度、WeRide萝卜快跑など色々あるが、今回僕はPony.ai小馬智行に乗車した。

乗車する際はUberやGrab、DiDiなどと同様にアプリで呼ぶことができる。

各会社のアプリもあるが中国の場合、AlipayやWechatなどのミニプログラムを使った方が便利だろうと感じた。

僕の場合アプリからだとAlipayの設定がうまくいかず苦労したが、Alipayのミニプログラムを使うことでこの問題は解決し何も問題なく使うことができた。

いざ乗ってみようとミニプログラムを開くと、

乗車ポイントが細かく指定されており、そこに合わせてくるようである。

また、これは僕が中国語ができないのが一番の要因であり中国のものとして何の問題もないのだが、目的地の入力をするときに中国語でしか検索候補が表示されないので外国人としては少々手間取った。

ただ何度もいうが決して外国人のために作られているわけではないと思うのでこの点に関しては文句を言ってはいけない。

ここは中国なのである。

アプリで配車が完了すると、その車の現在地が表示されマップに合わせて動いているのを見ることができる。

この辺はDiDiと同じである。

僕の時は近くに車が走っていなかったのか10分ほど待った。

車が近くに来た。本当にここで止まるのだろうかと思ったがスマホの位置情報などで判断しているのだろうか、明らかに客は僕だと認識している感じで目の前に停車した。この時点でかなり感動である。

しかし、問題はここからだった。先ほども言ったように僕は中国語が分からないので、アプリの開錠ボタンがどれなのか分からないのである。

今思えばAlipayには翻訳機能があるのでそれを使えば良かったのだが。しかし焦っているとそんなことは思いつかない。

何よりも車が出発していってしまうのではないかという不安もあった。

車が中国語で何かを話しているのだが(恐らく車の開錠方法を話しているのだろう)、聞き取れないため、スマホと格闘していた。

何度もいうがここは中国であり、悪いのは僕なのである。

そうこうしているうちに後ろの車が詰まってしまい渋滞が発生。クラクションを鳴らされてしまい、余計に焦る。

何とかボタンを見つけ乗車、乗車後は後部座席にモニターが付いており、自分の電話番号下4桁を入れることで本人確認が完了し、走り始める仕組みである。この電話番号はAlipayに登録している日本で僕が使っているもので問題なかった。

シートベルトを閉め出発ボタン?を押すと、車が走り始めた。

初めての自動運転。だが、思っていた以上にスムーズに走行するため、全く乗っていて不安な点がなかった。座席の前のモニターには残り距離や何分で着くか、この先どこで曲がるか、などのマップが表示されていた。

またこのモニターでは音楽も変更することができる。C-popやクラシックなどロックなど色々なジャンルのものがあった。

ところでこの車だがよく見ると、日本でもよく見かける、というか日本メーカーのレクサスの車である。

日本メーカーの車が異国の地で改造され、自動運転で走っているのは何とも感慨深いものを感じる。

肝心の走行であるが、ゴミ収集車などが路肩に止まっていても、しっかりウインカーを出して避ける、人やバスなどしっかり周りをみて運転しているようで、もちろん制限速度は守るし正直言って人が運転しているよりも安心して乗れたかもしれない。

僕は海外でタクシーに乗ると、少し酔ってしまうことがあるのだが、このロボタクシーではそんなことはなかった。

最後の最後に反対車線へのUターンがあったがこれも反対車線から来る車がちょうど途切れたタイミングでしっかりと曲がった。

この実用化しているエリアでの走行はほぼ問題ないだろうと感じた。

最後に車が路肩に到着し、降りたら乗車完了である。降車後にAlipayで支払いをすることで完了する。

今実用化されているエリアと書いたが、実は上海の中でも実用化されているエリアは限られている。

つまり中国や上海に来たからと言ってロボタクシーをいつでも使えるわけではない。

このアプリのスクリーンショットをみて貰えば分かると思うが、北京、広州、上海、深圳でこのPone.ai小馬智行は利用することができるが、その中でも利用エリアは限られている。つまり出発地と到着地がエリア内でないとこのロボタクシーを利用することは出来ない。

恐らく実験をして安全に走行できるエリアから実用化しているのだと思う。

これは今後広がっていくのだろう。いずれ日本でも実現するであろう未来を一足先に体験できて嬉しかったし、これを最も早く実用化した中国もすごいと感じた経験だった。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメントを残す