ベトナムで騙された話

僕はベトナムのハノイで宿泊するためにとあるマンションを予約していた。

このマンションというのは、近年よくあるマンションの一部屋をその部屋を持っているオーナーが宿として運営している、というものである。

僕が良く使っているかなり知名度のあるアプリで予約したものだった。

ベトナムのハノイにはVinhomes smart cityと呼ばれるベトナム最大手の不動産が手がける最新で綺麗なマンションが立ち並ぶエリアがあるのだが、そこのマンションのうちの一部屋に泊まるはず、だったのである。

料金はアプリ上で事前に支払い、あとは泊まるだけ、という状態になっていた。

それから、アプリの画面には事前にメールで連絡してくれと書いてあったので記載されていたメールアドレスに連絡をした。

そうしたら、Whats app(海外のLINEのようなもの)で連絡したいとのことで、Whats appをオーナーさんと交換してやり取りしていた。

宿泊する日のお昼にそのようなやり取りをしていて、とても親切な印象だった。

必要だったのかは分からないが、ベトナムの入国した証拠を見せてくれと言われた。

これには若干え?と思ったが国の法律で決まっているかな、程度しか考えていなかった。

しかし、その時僕は韓国のソウルにいたため、まだベトナムには入国しておらず

「まだ入国していない」と言うと、OKという感じの返事が返ってきて、ベトナム到着時間を聞かれた。

この日の僕のハノイ到着時刻は現地時間20:35。

これを伝えるとそうしたら遅くなるから、と言ってマンションのチェックイン方法をご親切に動画つきで、しかも日本語に翻訳されて送られてきた。

そしてチェックインする頃には私は退勤しているとも来た。

ただ、ハノイ・ノイバイ空港からこのマンションまでは車で1時間くらいかかる場所だった。そのため、入国時間など諸々の時間を考えると到着は早くても22:30頃、別に退勤していなくてもおかしくない。しかもホテルではなくマンションである。

そのため何の不信感も抱かなかったのである。

飛行機は無事に定時にハノイに到着。

ハノイの空港

実は、ここで初めてこのマンションのレビューを見てみたのである、(もっと早く見れば良かった)

星5のいかにもサクラレビューみたいなものが並んでいて、

それ以外は星1ばかり、その内容はほぼ全てが

「部屋にゴキブリがめちゃくちゃ出る」

というものだった。

正直、新しいマンションだと聞いていたのでそういう懸念をしていなかったのだが、少々不安になった。

だが、予約している上に、1泊だけだったので宿を変えるほどではない、と

判断しマンションに向かうことにした。

マンションにはGrabを使い順調に到着。

空港からタクシー

敷地内にはコンビニというかスーパーというか、みたいなお店がありとても便利そうである。

マンション敷地内のコンビニ?スーパー?

ポストに部屋の鍵が入っている、とのことだったので

Whats appで説明された通りに、ポスト向かった。

ポストはあった、動画と建物も同じだ、

言われた部屋の番号のポストを探す、

あれ?見つからない、

もう一周してみる

やっぱりない、そうこの建物にその部屋の番号がなかったのである。

管理人らしき人がポストの近くに座っていたので聞いてみた。

しかし、話を聞かずに、

即座に「私たちは一切関与しません」

と日本語で書かれたプラカードのようなものを見せつけられた。

人が助けてくれないのは最も辛いことである。

そのプラカードには英語、韓国語、中国語など他の言語も書いてあった。

正直この時点で途方に暮れた。

はっきり言ってゴキブリ以前の問題である。

だが、ここで諦める訳には行かない、

なぜならここで諦めるとベトナムのハノイで野宿になってしまうからである。

一度外に出てみた。何となくである。意味はない。

外、マンションの敷地内だがとても綺麗

マンションの敷地内はとても綺麗

すると、さっきA棟にいた別の管理人が外に出て話しかけてきた。

何やらベトナム語で話してくる。しかし分からない。

翻訳を慌てて出すと、

「私が助けてあげますよ」

と、言っている。

お!と思った

その上で翻訳を使って今の状況を説明した。

翻訳を見て、そうしたらまた翻訳をつける間もなくベトナム語で何か言われて歩き始めてしまった。

ついて来い、という意味かと思い、翻訳を準備して追いかける。

だが呼び止めて翻訳越しに聞いた言葉は

「あなたに用事はありません」

どうやら、別の部屋のオーナーで自分の部屋の勧誘だったようである。

他のオーナーの部屋を予約していると分かった瞬間この対応だった。

人情などは全くないと感じた。

ちなみにこのマンションには他の棟もある。

僕がWhats appで指定されたのはA棟だったが、もしかしたら他の棟だったかもしれない。

そう思って向かいの近くの棟に入ってみた。

ポストを見てみる。

そしたら、なんと指定された部屋番号のポストがあった!

なんだ、こっちだったのかと安心してポストを開けたのだが、

「ポストの中は空っぽ」

まぁ、それもそのはず、そもそも棟が違うのである。

一度希望を持っただけに苦しい。

もうここで諦めた。

もう既に時刻は0時近い、これ以上粘っても野宿になる。

こんな時間から別のホテルを取れるのかと思ったが、車で25分のところを幸いにもアプリから予約することが出来た。

今流行りの貸マンションにはこういったリスクがあることへの勉強にもなった。

結果、宿なしにはならなかったので良しとするしかない。

ちなみに、当たり前だがこのマンションの返金リクエストは通らなかった、、

最後までご覧いただきありがとうございました。

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